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「踊ってばかりの国」との出会い

印象に残った下津君のソロパフォーマンス

僕が「踊ってばかりの国」を知ったのは、下北沢440で見る前に、キーポン君がオープナーで出たイベントで下津君のソロを見たことがきっかけだった。それがすごく良くて彼のバンドを見に足を運んだのだ。

友人でカメラマンの井出情児と知り合いだった !?

それを教えてくれたのは友人のカメラマンで、HMFの記録映像を撮影してくれている井出情児だった。下津君のインスタに、情児の山中湖の家で暖炉の掃除の手伝いをしたというツーショットの写真がアップされていたのを見て、さっそく情児に連絡した。これもまた不思議な縁だ。

写真:井出情児(撮影風景:井出香野)

彼らの音楽のスタイル、影響、音楽体験

そして下北440でライブを見た後、店の前でハイドパークに出てくれないか?と声をかけた。その後恵比寿リキッドルームで見たバンドのワンマンは、演奏はサイケっぽいサウンドで、僕には何か懐かしさを感じさせるものだった。

彼らは、バンド名は確かハバナエキゾチカのアルバムタイトルから取っていたり、アルバムのタイトル『私は月には行かないだろう』には小室等へのリスペクトを感じるし、この若者たちはどういう音楽体験をしてきたのだろう?と興味を掻き立てられる。昨今のJ-ロックのバンドとは違うテイストがある。もし小室の『私は月には行かないだろう』を知らなかったとしたら、それはそれでやっぱり面白い奴らだ。

ベテランと若手アーティストの互いの刺激

ハイドパークミュージックフェスの特徴の一つが、ベテランと若手のアーティストがお互い刺激し合うことだと思っているが、ハイドパークでの踊ってばかりの国に期待している。

踊ってばかりの国

うたと3本のギター、ベース、ドラムで構成された東京で活動する5人組のサイケデリックロックンロールバンド。
幾度かのメンバーチェンジを挟みながらこれまでに5枚のフルアルバム、3枚のミニアルバムをリリースし、FUJI ROCKなどの大型フェスにも出演。

音楽に愛されてしまった5人が奏でる爆音でかつ繊細な楽曲は、古い米国の田舎町や英国の路地裏、日本の四季の美しさをも想起させ、眩しいほどの光で聴くものを包み込む、正しくアップデートされたロックンロールの形。

2018年より「大和言葉」という対バン形式の自主企画もスタートさせ、活動10年を超えた現在、最も理想郷に近い形で活動中。



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