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Hyde Park Music Festival 2023開催のお知らせ

11月1日に記者会見を行い、来年の4月29日(土) 30日(日)にハイドパークフェスティバル17年ぶりの復活開催を発表しました。ハイドパーク・ミュージック・フェスティバルに関しては、多くの方から再開を望むメールをいただいたり、地方に行った時にまたやって下さい必ず行きますからと言われたり、僕にとっては常に気持ちのどこかに再開しなければと言う思いがありました。2005年最初の年、小坂忠がステージから降りてきて『麻田さん、最高だよ、これ続けていこうよね』と言ってくれたのが忘れられません。

しかし、2年目に赤字が出て3回目を開催できず、毎年のように忠の言葉を思い出しつつ今に至っていました。そして今年の4月、その忠が亡くなりました。僕にとってはショックでした。もし再開するなら2005年に最初に出演を承諾してくれた細野君と忠にまた出てもらいたいと思っていたからです。来年こそハイドパークを再開しよう、そしてそこで忠のトリビュートをやろうという気持ちが固まり、細野くんに相談して彼もやろうよと言ってくれました。ただ、細野君は来年自身のアルバム制作が遅れていてそれに専念するという事もあって出演は難しくなってしまったのですが、日本語ロック源流の音楽遺産を次世代に引き継いでいく場所としてこのフェスを再開し続けていきたいと思います。

恒例のトリビュートは2023年は、小坂忠とポーククルセイダースとして出演してくれた、加藤和彦のトリビュートにしたいと思います。

またこのフェスは、地元で育ってこの公園を愛する仲間たちと収益を公園に寄付すると言う方針で始めました。1年目は収益が出て寄付ができましたが、2年目は赤字で寄付はできませんでした。この地元の人達にとって憩い場で、桜の名所でもある美しい森のような公園の木が、どんどん伐採されてどうなっていくのだろうかと心配しています。桜の木の寿命は60年といわれ、公園の桜はもうすでにその寿命を超えています。その対処は何もできていません。いま日本の各地で同じような事が起こっていると聞きます。次の世代にこの貴重な自然を残して行かなければ、と考えている全国の方達とも情報交換をしていきたいと思っています。

ハイドパーク・ミュージック・フェスティバルは、大型アウトドア・フェスティバルと違って4000人規模の小さなフェスティバルです。2年目の体験で、この規模のフェスで収益を上げる事がいかに大変かと言うことを知りました。そこで、今回はクラウド・ファンディング、スポンサー募集と言ったことでチケット以外の収益を目指します。また過去にも多くの方たちのボランティア活動に支えられましたが、今回も多くの方達にボランティアとして協力していただきたいと思っています。最初の年にロゴやTシャツのデザインをやってくれたワークショップ MU!! の眞鍋君が今年のロゴマークをデザインしてくれました。こうしてあの頃の方達が、再び協力してくれるのはすごく嬉しいです。あの頃のお客さんも戻ってきてくれるとありがたいです。

これから順次情報を出していきます。
皆さんのご協力をお願いします。
できたばかりのSNSのフォローもお願いします。

ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル
プロデューサー
麻田浩


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